パリ・オリンピックの出場を日本勢第一号で決めたプロサーファーの松田詩野(21)選手。
今回のパリ出場は簡単に内定が取れたわけではありません。
ここまでの道のりには紆余曲折がありとても険しいものでした。
今回は松田詩野さんのオリンピック出場までの挑戦に注目していきたいと思います!
松田詩野_東京五輪内定取り消しなぜ?
引用元:https://twitter.com/kkkzaurus7/status/1811529834310566216/photo/2
ざっくりですが、松田選手の内定取り消し理由は以下の通りです。
- 2019年ISA WSGでアジア15最上位の成績で五輪出場権を条件付きで獲得
- 条件が2020年ISA WSGで日本代表になることだが新型コロナ流行で延期なる
- 2021年に延期のISA WSGが開催され日本人の女子上位2位になることが条件だったが結果3位で終わる
- 結果出場権は手にしていたが日本代表になれなかった為、出場はできなくなる
上記の内容を踏まえて詳しく紹介します。
内定までにはいくつかの条件があるようです。
※松田選手の出場に必要な条件のみ記載
東京五輪の出場権
2019年・松田選手(当時17歳)東京五輪2020の出場権を条件付きでもらいます。
2019年ISAワールドサーフィンゲームスで五輪出場権を条件付きで獲得する
結果:松野選手は15位(アジア最上位の成績)となり獲得
しかし、道のりはまだあります!!
日本代表になる
2020年ISA WSG(ワールドサーフィンゲームス)で日本代表になること
つまり出場権はあるものの、日本代表にならないと事実上オリンピックに出場はできないということですね。
しかし、当時コロナが蔓延し、自粛や緊急事態宣言下によりISAの大会事態延期になります。
松田選手も思うようにトレーニングなどできなかったようです・・・
延期からの2021年ISA WSG 開催
2021年6月エルサルバドルで開催
この大会で東京五輪日本代表が決定します!
日本女子の上位2位までに入いることが条件
結果:松田選手は惜しくも3位となってしまいあと一歩というところで五輪の切符を逃してしまいました!
悔しい思いを吐露
松田選手も当時の思いをこのようにインタビューで語っています。
本当に試合に勝ちたいっていう、自分の思いを大事にしておくべきだった。
実際に試合が終わって、すごく悔しくて、悔しくて。本当に、素直に試合が好きで、勝ちたいっていう気持ちが、自分の中に強くあったんだなって、その時、実感したんです。
応援してくれている人に、良いサーフィン見せたいとか。サーフィンを通じて、勇気や夢を与えたいって、メディアでそう発言したように、もちろんそれは嘘ではないですけど。何かそれを自分の一番最初に持ってきちゃってたのかなって。
引用元:https://surfmedia.jp/2022/01/14/shino-matsuda-interview/
松田詩野_パリ復活までの3つの理由!
引用元:https://twitter.com/s_yaman/status/1665887887622311937/photo/1
悔しさをバネに松田選手は次の五輪を目指していました。
パリ五輪2024に向けてスタートを切りました!
パリ五輪出場権からのスタートです。
以下の条件を獲得しなければなりません!
- 2023年5月/6月エルサルバトル ISA WSGに出場しパリ五輪出場権を獲得する
- 2024年2月プエルトリコ ISA WSGに出場すること(成績関わらず松田選手の条件は出場のみ)
- エルサルバトル ISA WSG アジア最上位13位で出場権獲得
- プエルトリコ ISA WSG 女子25位・国別団体9位
こうして、松田選手はパリ五輪出場を手にします。
全種目において日本勢で第一号の内定となりました!
パリ復活までの3つの理由をまとめました!
①日々のトレーニングや食事の見直し
サーフィンでのトレーニングはもちろんですが、呼吸法や陸でのトレーニングを追加し苦手なランニングも取り入れました。
その結果、大会で好成績を納めるようになりました。
また、トレーニングに合わせた食事を摂るようにしているといい、
トレーニング後はすぐプロテインを飲むことや、免疫ケアをしっかり行っているようです。
2023年、松田選手は肩を怪我して手術をし医師からは半年間は練習をストップされるなど
苦しい時期があったようです。
そのため、病気や怪我にならないためにも食事管理にも気を遣っていたのかもしれません!
②周りのサポートがパワーの糧
松田選手は「海の中では一人での戦いなので、周りからの応援の言葉は戦う力になる」と言います!
松田選手はパナソニックモートオートモーティブシステムズ株式会社イメージキャラクターを務めており、
壮行会を会社が開催してくれました。
その際、社員一同からサーフボードフラッグへの熱い応援メッセージと「希望」・「勝利」という花言葉が詰まった大きな花束が贈られました!
きっとこのように思えるのも、これまでの困難にたくさんの方が支えてきてくれたからなんでしょう!
③チャレンジに失うものはない
今回が初のパリ五輪初出場となる松田選手(21)
プレッシャーもあるかもしれませんが、「チャレンジしていく立場だからこそ失うものはない」と言います。
それよりも、これから始まるんだというワクワクの気持ちのほうが大きいそう!
様々の逆行こそ彼女自身を強くしたんですね!
パリ五輪出場が正式決定
松田選手は念願のパリ出場についてこのように語っています。
正式にオリンピック出場を決めることができて嬉しいです。あとオリンピックまで数ヶ月なので、悔いのないように過ごして、オリンピックの舞台では楽しみたいと思います。
引用元:https://surfmedia.jp/2024/03/05/naminori-japan-3/
周りの方の応援や支えがあってオリンピックの切符が取れたと思っています。タヒチの波はパワフルで、サーフィンを初めて観る人にもきっと印象深くなると思うので、皆さんにいいパフォーマンスが見せられるよう自分を信じてがんばりたいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
逆境から再起した松田詩野選手、日本勢内定第一号としても注目されました。
- 東京五輪の出場権は手にしていたが条件の日本代表になれなかった為、出場取消に
- パリ出場を目指しトレーニングの見直しや食事などに気を遣う
- パリ出場に応援してくれる方々の言葉が力となる。
- チャレンジする立場として失うものはない。
- パリ五輪も出場権を獲得し日本代表権を獲得するためプエルトリコ ISA WSGに出場しという条件を満たし日本勢第一号の内定となる。
いよいよ松田選手にとっての勝負の舞台となります。
きっと今が最高のコンディションで迎えられるときだと信じて
パリ五輪で新たな歴史を是非つくっていただきたいです!
がんばれ日本!!
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